COLUMN家づくりコラム

家づくりに関わるお金の話①  

イエタッタ編集部
2022.10.10

家づくりとお金の話は切っても切り離せないもの。家を新しく建てるためにはどんな費用がかかるのか、どんな住宅ローンがあるのかなど、家づくりに関わる基本的なお金についてお話します。

 

 

◆無理のない資金計画を立てよう

注文住宅を考えた際、その費用の内訳にはどんなものがあるでしょうか。基本的には以下のようなバランスです。

 

・本体工事費…70~75%

・別途工事費…15~20%

・諸費用…10%

・土地取得費…その他

 

土地代を除いた70~75%ほどは、基礎工事、木工事、内装工事などの本体工事費。それに加えて別途工事費、電気やガス、上下水道などの工事、照明工事、通信回線の工事などがあります。依頼したパートナー会社に支払うのが、この本体工事費と別途工事費を合わせた建築工事費です。

それら土地や住宅にかかる価格以外に必要な支払いが、諸費用。全体の10%ほどを締めます。地盤調査費や地鎮祭などの祭事費用、各種税金、手数料、引っ越し費用などは、一般的にその都度現金で支払わなければなりません。

 

家づくりにおける資金は、すべてを自分たちで負担しなければならないというものではなく、足りない分は住宅ローンに頼るのが一般的。用意できる自己資金を算出し、銀行のウェブサイトなどをチェックして借入金額を試算してみましょう。総予算の目安を出すことができます。

このとき、教育費など家族にとって将来必要な費用や、不意の出費などを想定して預貯金を確保。ローンの借入額を算出するときは、限界まで借りられる額というよりも、無理のない返済ができる額とするのが重要。毎月返済できる一定の額を割り出し、返済年数などを加味して試算します。

 

自己資金は、貯金などの資金+住宅積立金+家族などからの援助金から、3カ月分の生活費や3年以内の出費予定の費用、生活防衛資金などを引いた金額になります。そこから月々に返済可能な額を算出。月々返済可能な額とは、現在の住まいにかかる家賃や駐車場代、住宅積立額から、新築取得後の固定資産税や光熱費のプラス分、メンテナンス費用など新たに増える支払額を引いた金額を目安にします。

 

借入可能額を調べるには、返済期間と返済方法を検討。退職年齢から現在の年齢を引いた金額が返済期間の年数です。月々に返済できる金額と返済基幹の年数から、借入可能額を算出します。

 

総予算となるのは、上記から出した自己資金と借入可能額を合わせた金額です。金融機関などのウェブサイトにあるシミュレーションを受けてみましょう。

 

いずれにせよ、背伸びをした無理な資金計画は禁物。家族が安定した快適な生活を送るために、慎重なプランを立てましょう。次回は、いろいろある住宅ローンの種類や返済方法などについてお伝えします。

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