COLUMN家づくりコラム

自分にあった素材選び

イエタッタ編集部
2021.09.23

五感で感じる仕上げ選び

毎日の生活の中で、目で見て、手足で触れ、匂いを感じる内装仕上げ。自分たちになった素材選びで、家づくりの満足度は大きく変わってきます。好きな色だけ選ぶとバランスが悪くなったり、表面だけではなく見えない部分が大切だったり、様々な配慮が必要不可欠です。既製品と自然素材それぞれのメリット、デメリットを理解して選んでいきましょう。シックハウス症候群やアレルギーを持っている場合は、表面を自然素材にするだけではなく、下地の接着剤のことにも配慮しましょう。

 



木材のメンテナンス性

木材は樹種の違いによって硬さが異なります。もし傷ついてしまったら、ヤスリで削ったり、スチームアイロンの水と熱による矯正包丁で、傷を目立たないようにできます。一般的なフローリングは、表面材の兄弟によって傷つきやすさが変わります。もし傷ついた場合は、V字の色で塗るか、広範囲であれば張り替えになります。

木材の「ぬくもり」の理由

木材は、肌の根から水や栄養を運ぶ隙間がたくさんあります。その隙間に冷暖房された空気を含むことができるため、ぬくもりのある素材と言われています。樹種によって隙間の密度が異なり、硬さの違いや足ざわりの違いに関係します。一般的なフローリングは空気層を持たないので、木材と比べぬくもりは感じにくくなります。

仕上げ以外のバランスを考える

内装仕上げ選びの際、湿気対策を気にする方が多く、湿気を吸ったり吐いたりする調湿建材が人気です。代表的なものは自然素材の珪藻土や漆喰がありますが、それ以外にも上質クロスや多孔質のタイルなどが選ばれることも多くあります。ただし気をつけたいこと見える所だけでは防げないことがあると言うことです。断熱・機密性能や換気計画がうまくいっていない場合調湿現在の性能を超えてカビが生えてしまうことがあります。仕上げ以外の見えないところもしっかり確認しましょう。

失敗しない内装の色選び

カラーコーディネーターのコツは、3色でまとめることにあります。暮らし始めると家具や雑貨で部屋の中に彩りが増えるため、内装仕上げたくさんの色を使うとまとまりがなくなってしまいます。また、メイド(色の明るさ)やサイド(色の鮮やかさ)の差が大きな色選びは避けましょう。差が大きいと注意喚起色になってしまい、落ち着きのない雰囲気になってしまいます。さらに上級者の方は色選びのタイミングでサンプルを持って家具屋へ行く方が多いです。ソファーやダイニングなど大きな家具は空間に与える影響が大きいため、そこも合わせて選ぶとワンランク上のコーディネートが実現できます

木材と床暖房の相性

木材は小さな空気層がたくさんあるため、色の移ろいにより乾燥収縮が起きます。そのため肌と肌のつなぎ目である目地が広がったり縮んだりするので、小さなゴミが溜まることがあります。一般的なフローリングは空気層がないため、目地が広がる事はありませんが木材の生特性上、強制的に乾燥収縮を促すが暖房との相性は良くありません。対応品の木材もありますが、選択肢は限定されるので気をつけましょう。

木材とフローリングの違い

木材は机から1枚板で製材された材料のことを指します。一般的なフローリングは、合板などの上に木目調のシートが貼られた材料でできており、その中間として合板の上に薄くスライスされた本物の木が貼られている突板フローリング、挽きいたフローリングがあります。

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