COLUMN家づくりコラム

物の出入りで考える玄関と外構デザイン

イエタッタ編集部
2021.09.16

何を、誰を玄関に上げるのか

 

玄関は人とものが毎日出入りする場所です。出入りするものの大きさに対して、玄関のサイズや広さが適切でないと、使いづらく散らかる原因にもなります。例えば自転車を置きたいのに横に広い玄関土間があると、物理的に置けても出し入れはとてもしづらくなります。また来客が多い家の場合は、玄関をきれいに保つためにもシューズクロークがオススメですが、来客が少ない家の場合は、荷物の受け取りに宅配ボックスを設置すれば、靴が多く出ていても気にならない場合があります。

このように何を、誰を玄関に上げるのかによって、デザインを考えましょう。

 

ゴミ出動線 

ゴミが1番集まる場所がキッチン周り。ゴミ出しをスムーズにするためにはキッチンから外に出る動線確保が必要です。リビングを通るのが嫌だと言う方は玄関とキッチンにつながる裏動線を設けるか、キッチンの隣に勝手口を設けましょう。また生ごみを始め、臭いが気になる方は多いのではないでしょうか。臭いの原因は水分にあるため匂いを抑えるには冷凍が有効です。食品と一緒にしたくない場合は乾燥式の生ごみ処理機を使ったり、水分を切って蓋付きの容器にしまって臭い対策をしましょう。

 

 

郵便ポスト 

郵便ポストは室内側に店やボックスをつけて、床に落ちないように配慮しましょう。幅29センチ厚さ4センチを目安に考えれば、大型郵便も受けられます。断熱、機密を気にする場合は、外壁につけずに外に独立して設置すると効果的です。

 

シューズクローク 

玄関先の整理整頓に有効なのがシューズクローク。靴以外にもコートやベビーカーなどが気軽に置け、来客からも見えにくく玄関をきれいに保つことができます。通路面積が大きくなりますが、シューズクロークから廊下に上がれると利便性が高くなります。

 

自転車置き場 

自転車が錆びないようで室内におきたい場合は、縦長の広い土間を作るのがお勧めです。1.8メートルを目安にすれば大人用の自転車も保管できます。またロードバイクなどの場合は壁にフックを付けて吊り下げればおしゃれなインテリアにもなります。

 

宅配ボックス 

宅配ボックスは、日対面や不在中に宅急便を受け取れます。設置場所は雨に濡れない屋根のある玄関ポーチがお勧めです。郵便受け併用型や折りたたみできるソフト型、大容量型など必要用途に合わせて選定しましょう。

 

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